アルバリン・ブランコ　[2019]　バルデヴァジェス　＜白＞　＜ワイン／スペイン＞【S169】

ワイン名 Albarin Blanco / Pardevalles ワイン種別 白ワイン ブドウ品種 アルバリン100％ 生産者 パルデヴァジェス 産地 スペイン 原産地呼称 ティエラ・デ・レオン アルコール度数 13％ 容量 750ml その他備考ティエラ・デ・レオン の場所は、内陸部カスティーリャ・イ・レオン州の中央部。

ルエダやトロといった有名地域が固まるエリアから、ビエルソ方面に向かうとポツンと存在するワイン産地で、標高900mにもなる高地に広がり大陸性気候の影響を受け、 昼夜の寒暖差が激しい気候 です。

この地で1949年よりワインを生産する パルデバジェス は、ティエラ・デ・レオンの土着品種を使ったワインに力を尽くし、 この産地が躍進する原動力になった功労者 の一人として知られるワイナリー。

黒ブドウの プリエト・ピクド、 白ブドウの アルバリン・ブランコ といった、絶滅の危機にあった地元の品種を用い、ユニークで良質なワインを生産してきました。

その哲学は土地と土着品種を尊重しつつ、高い品質を得るために常に革新を続ける事にあり、最新の技術を導入する一方でブドウ畑での作業に多くの時間を費やしています。

パルデバジェスが大きな転機を迎えたのは1989年でした。

以前はバルクでワインを販売し、リキュールも製造していた彼らは、この時代スペインのワイン市場が大きく変化している事にいち早く気づき、自分たちのワインの品質をより高めることが必要だと考えました。

そこでブドウを植え替えると現代的な栽培様式を採用、通常株仕立てに栽培をするという伝統を破り、17haの畑を 垣根仕立て へと移行したのです。

というのもこの品種の場合、地面の非常に近くで栽培する株仕立てでは昔から 腐敗が問題 になっており、それに気付いた彼らはこの地で、最も早く垣根仕立てへの変更を決断した賢いワイナリーのひとつでした。

今回パルデバジェスから入荷してきたのは絶滅の危機に瀕していた、 アルバリン・ブランコを100％使用した 白ワイン。

新鮮なフルーツのアロマに、アルバリンの特徴であるエキゾチックなハーブのタッチ、フレッシュで酸味がありフルーティ、持続性があって味わい深く、バランスがとれたフルボディタイプ。

最新の技術と地道な畑仕事によって産まれた、ティエラ・デ・レオンの パルデバジェスでしか造れない貴重なワイン となっています。